「檜」には、建材としての性能として重要な耐久性を筆頭に、いくつかの素晴らしい「力」を持っています。
その性能と効果は、居住する私達の「家」・「こころ」・「からだ」に大きな「安心感」を与えてくれます。
「檜」にこだわり、「檜」の家を造り続けているのは、私達「ひのき乃工房 樹の城」が様々な効果のある「檜」を使用し、建築した住まいにお客様が心地好く、長年にわたり安心してお住まいいただきたい思いがあるからです。
日本古来の木造建築物の多くは、「檜」を使用し建設されてきました。
その古来より「檜」が建材として選ばれ続けている理由は、長い年月を経ても存在し続けている建材の耐久性にあります。
その耐久性は、日本最古の建造物「法隆寺」や「正倉院」など、数多くの寺院や神社が1000年以上経った今日までも、そのままの姿を保ち続けている事からも見てとれます。「檜」が長い年月を経ても朽ちない秘密、それは伐採されてから200年もの間に、ゆっくりと流れた月日の中で強度を増してゆくところにあります。
その強度は伐採時より、最大30%も強くなると言われています。
「檜」に含まれている成分「モノテルペン」も檜の「力」です。
この「モノテルペン」には、建築物の大敵『シロアリ』に対する忌避効果があり、『シロアリ』に食べられにくい天然の防虫木材となっています。外敵を寄せ付けないので、害虫による傷みを回避し、長い年月にもかかわらず建材が朽ち果てる事が少ないのです。
「檜」は「家」だけでなく、私達の「こころ」も「体」も「檜」が持つ「力」が包んでくれます。
「フィトンチィド」という芳香性物質をご存知でしょうか、「檜」の薬効成分の一つで、『精神安定』『疲労回復』『自律神経の活性化』に作用し、私達が山の中を散策する時と同じ様な、森林浴効果が得られます。
また、「フィトンチィド」には、『殺菌殺虫』効果もあります。
「植物」が微生物に弱いため、自らの樹木を自己防衛、微生物を殺菌します。
建材となった後でも効果を発揮、私達の身の周りの空気中の微生物の殺菌をしてくれ、住居内の空気清浄につながっています。
この薬効成分は「γーカジネン」と言われるもので、「檜の香り」がダニの行動を抑制します。
ダニの繁殖を抑え、ダニを寄せ付けにくくします。
アレルギーが心配な方や小さなお子様にも、安心してお住まいいただけます。
この効果は、農水省森林総合研究所でも証明されているものです。
様々な「檜」の薬効は「檜」独自の香りが元となっています。
その香りは、やさしく甘い樹の香りで、私達に心地よい「安らぎ」を与えてくれます。
「檜」効果で最も素晴らしい所は、すべて人口的に作りあげたものでは無いという事です。
長い長い年月をかけ、ゆっくりと自然の中で育まれた大自然の「力」、その力で「からだ」・「こころ」・「家」を守ってくれるのが「檜」なのです。